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副院長ブログ

かめるようになりたい、食事を楽しみたい方へ

こんなお悩みはありませんか・・・?

かめるようになりたい』『食事を楽しみたい

『奥歯で咬む』ということや、『強く咬む力』というのは人間にとって本当に重要です。

食事の楽しみはもちろんのこと、奥歯がない状態だと認知症の発症や、動脈硬化、食べるものの変化など、健康面、精神面に大きな影響を及ぼすことが報告されています。

 

しっかり噛むために必要な治療とは

①インプラント治療

インプラントは、失った歯の部位にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。
チタンは生体親和性が高く、顎の骨と結合するため、天然の歯に近い安定した噛み心地を得ることができます。また、見た目も自然で、他の歯との調和が取れます。さらに、隣接する健康な歯を削る必要がないため、他の歯への影響を最小限に抑えられます。

②入れ歯(義歯)治療

現代の入れ歯治療は、快適な装着感と機能性の両立を目指しています。当院では、保険診療・自費診療を問わず、患者様の口腔内状態とライフスタイルに合わせた入れ歯を提供することを心がけています。
しっかりとした噛み合わせにより、食事の満足度向上だけでなく、口腔内の健康にも配慮しています。

③ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣の健康な歯を支えとして、その上に連結した人工の歯を装着する方法です。

固定式であるため、入れ歯のように取り外す手間がなく、比較的短期間で治療が完了します。見た目も自然で、噛む機能も回復します。

ただし、支えとなる健康な歯を削る必要があり、その歯に負担がかかる可能性があります。また、ブリッジの下に汚れが溜まりやすく、適切な清掃が欠かせません。

 

インプラントだけでなく、入れ歯や固定式のブリッジなどの治し方でも良いので、奥歯を失ってしまった場合は修復することが重要です。

 

日本口腔インプラント学会にて

日本口腔インプラント学会・学術大会が2024年11月2日(金)~4日(日)に京都で開催されました。

学会では、インプラント治療に関する最新の研究成果や、新たな医学的知見などが数多く発表されました。

特に私が注目しているのは『低侵襲』なインプラント治療です。

『低侵襲』とは、『身体への負担が小さい』ことです。

 

低侵襲インプラントとは

特に今回の学会では、以下の3つの低侵襲について、知識をアップデートすることができました。

低侵襲1. 再生材料

近年、虫歯菌や歯周病などの影響によりやせてしまったアゴの骨を回復させたり、骨の吸収を防いだりするための優れた薬剤(骨補填剤)や、人工的な膜(メンブレン)が数多く開発されています。

安全性や生体に優しいことが絶対条件ですが、長期的な安全性が確認されていて、臨床成績(治療結果)も良好な材料が数多く報告されており、これらの材料を使うことで大規模な骨再生(骨造成)手術をせずに済むケースが増えていることを実感しています。

低侵襲2. 細い(ナロー)、短い(ショート)インプラント

顎の骨に埋め込むインプラント(フィクスチャーといいます)の性能の進歩もめざましく、直径約3mm程度の細い(ナロー)インプラントや、長さ6.5mm程度の短い(ショート)インプラントでも従来のものと遜色なく長持ちすることが報告されています。

ただし、適応となる条件があるため、どのような場合にでも使えるわけではありません。あらかじめCTやかみ合わせの検査などで適応しているかどうかをしっかり調べる必要があります。

低侵襲3. インプラントオーバーデンチャー

インプラントをたくさん入れることは体力的にも精神的にも負担がかかりますので、インプラントを少ない本数におさめて、入れ歯の下に入れて入れ歯を安定させる治療法などもあります。その際、磁力を利用して入れ歯を安定させる方法もあります。

 

これらの治療方法には、様々な条件があり、あらかじめ患者さん一人ひとりの状態を適切に評価し、適した条件であることを確認したうえで治療を行うことで良い結果が期待されます。

当院では、インプラントの開始前に精密な検査を行うことで、いかにして低侵襲で、身体にやさしいインプラント治療ができるかを考えています。

 

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