お子さまが口呼吸やお口ぽかんになっていませんか?

口呼吸やお口ぽかんの原因には、鼻づまりやアレルギー疾患、扁桃腺肥大、口の周囲の筋肉の成長の問題、上アゴや下アゴの形態や大きさなどの骨格的な問題などが挙げられます。
口呼吸は鼻呼吸に比べて以下のような様々なデメリットがあります。
- 風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすい
- 歯並びが悪くなる
- アレルギー性疾患になりやすい
- 口のまわりの筋肉がゆるみ、顔つきに影響が出る
- 口腔内が乾燥することで、むし歯、歯肉炎になりやすい
- 睡眠時無呼吸やいびきの原因になる
- 口臭の原因になる
- 集中力や成長に影響を及ぼす
当院では、お子さまの口呼吸やお口ぽかんに対して専門的検査や治療、医科との連携治療を行っています。

また、お口がぽかんとあいていることだけでなく、
『食べる時間が長い』
『食事中にくちゃくちゃ音がする』
『会話が舌足らず』
『いびきがある』
『歯並びが悪い』など
症状や所見があるお子さまは『口腔機能発達不全症』の可能性があります。
口腔機能発達不全症は、『食べる』『話す』などの機能が十分に発達していない状態で、ものを咬むことや飲み込みがうまくできないことや、構音の異常などがあります。当院では口腔機能発達不全症に対する専門的検査や治療を行っており、治療により改善する可能性があります。
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いびき・睡眠時無呼吸?

睡眠時無呼吸は、睡眠中に気道が部分的に狭くなったり、ふさがったりすることで、いびきや呼吸停止を起こす疾患です。その結果、深い睡眠がとれなくなり、日中の眠気や起床時の頭痛などの症状を引き起こします。睡眠時無呼吸は、医科や歯科で適切に治療を行うことで、改善する可能性があります。睡眠時無呼吸を治療せずに放置すると、長生きできる可能性が減ることがわかっており、早期発見と、適切な治療介入が必要です。
お子さまの睡眠について
お子さまにこんな症状は
ありませんか?
- 睡眠中のいびき
- 日中の過度の眠気(ボーっとしていることが多い)
- 寝相が悪い
- 口呼吸をしている
- 睡眠中に汗をかく
- 注意力、集中力がない
- 夜中に起きてトイレに行く
- 学習の問題がある
- 起床時の頭痛
- 過活動、多動、落ち着きがない
お子さまの睡眠障害は成長発育の様々な面において悪影響を及ぼし、口元や顔つきなどの形態的な変化を引き起こしたり、精神的発育に永続的な影響を及ぼしたりする可能性があります。そのため、適切な時期に治療を開始することが重要です。また、診察、検査により後述の睡眠時無呼吸が発見されることもあります。
当院では、お子さまのいびきや睡眠障害、睡眠時無呼吸について、専門的検査と治療を行っています。
睡眠時無呼吸になりやすいお子さんの特徴
-
扁桃腺やアデノイドが大きい
扁桃腺とアデノイドは、喉や鼻の奥にあるリンパ組織です。これらが通常よりも大きいと、仰向けに寝た際に気道を塞ぎやすくなり、呼吸が妨げられることがあります。いびきをかきやすく、口呼吸をしているお子さんによく見られます。
-
肥満
過剰な脂肪組織は、首周りにも蓄積しやすく、気道を圧迫する可能性があります。また、胸壁や腹壁の脂肪によって呼吸運動が制限されることもあります。
-
骨格
顎が小さい、受け口、顔面骨の低形成など、頭蓋顔面の骨格に特徴があるお子さんは、気道が狭くなりやすい傾向があります。これにより、睡眠中に呼吸がしにくくなることがあります。
-
特定の症候群を持つ
ダウン症候群、プラダー・ウィリー症候群、軟骨無形成症などの特定の遺伝子疾患や症候群を持つお子さんは、睡眠時無呼吸を合併しやすいことが知られています。これらの症候群に伴う中枢性の無呼吸や、筋肉の脆弱性や骨格の異常などが、呼吸に影響を与えると考えられています。
こどもの睡眠時無呼吸の治療
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おとなの睡眠について
こんな症状はありませんか?
- いびき
- 起床時の頭痛
- 日中の眠気
- 夜間のトイレ
- 疲れのとれない睡眠、疲労感
- 呼吸停止、窒息感、息苦しさによる睡眠途中の覚醒
- 以下の疾患の診断を受けた
高血圧、気分障害、認知機能障害、心疾患(冠動脈疾患、うっ血性心不全、心房細動など)、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、糖尿病など - 睡眠同伴者からのいびきや呼吸の中断の指摘
日本人における睡眠時無呼吸を有する割合は、成人男性の5人に1人、閉経後の女性では10人に1人程度と言われており、罹患者数が非常に多い疾患ですが、未治療の方が非常に多いとされています。
睡眠時無呼吸になりやすい人の特徴
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肥満
肥満は睡眠時無呼吸症を発症するリスク因子と考えられています。
性別に関係なく、BMIや、首の周囲径とともに有病率が増加します。 -
性別
男性は女性の2~3倍、有病率が高いです。女性は閉経後に有病率が増加することもわかっています。
-
年齢
成人から70歳代まで増加していくことがわかっています。
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骨格
上アゴや下アゴの大きさや、形態、かみ合わせ、鼻腔の形態や広さ、扁桃腺などの上気道にある軟組織の異常などが発症に関わることがわかっています。
睡眠時無呼吸を放置するとこんな影響が
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自覚症状
- いびき:家族に指摘されるほど大きないびきをかく
- 日中の強い眠気:十分寝たはずでも、日中に強い眠気を感じる
- 起床時の頭痛
- 倦怠感・疲労感:朝起きても疲れが取れていない、常にだるい
- 集中力・記憶力の低下:仕事や勉強に集中できない、物忘れが増える
- 夜間頻尿:夜中に何度もトイレに起きる
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全身への影響
睡眠時無呼吸は、全身の酸素不足を招いたり、交感神経の過剰な活性化、ホルモン分泌や免疫機能の異常、低下などを起こし、以下の疾患のリスクが上がります。
- 高血圧、心臓疾患(冠動脈疾患、心房細動など)、脳卒中、2型糖尿病などを発症する可能性が増加
- 突然死の可能性の増加
- うつ病、逆流性食道炎、認知症の悪化
大人の睡眠時無呼吸・いびき治療
問診、診察、専門検査、医科との連携のうえ、下記の治療を行っています。
マウスピース治療
(口腔内装置;OA)

口腔内装置による治療は、軽度から中等度の睡眠時無呼吸症に適した治療法で、歯科医院で作成する装置を使用します。口腔内装置を装着することで、下アゴを前方に移動させ、気道を広げ、無呼吸や低呼吸、いびきを軽減します。
当院では、患者さま一人ひとりのお口の状態に合わせて精密に口腔内装置を製作します。 持ち運びが便利で、旅行先でも簡単に使用できる点がメリットです。CPAPよりも違和感が少ないと感じる方も多いです。
また、装置の使用により顎関節の痛みや、かみ合わせの変化などの副作用が起こることがありますので、装置完成後も定期的に経過を診て、副作用の予防や早期対応を行います。
TRPによる睡眠、舌の治療

TRPは睡眠中の舌を、正しい位置に改善させる装置です。これにより睡眠や歯ならび、無呼吸やいびきなどの改善が期待できます。
詳細※その他、耳鼻咽喉科、循環器内科、睡眠専門病院などとの連携も行っております。
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当院が選ばれる理由
むし歯だけでなく
お口ぽかん、口呼吸、悪い歯並びの予防

私たちは、ただ「むし歯にさせない」ことだけを目的とした予防ではなく、お子さまの健やかな発育全体を見据えた包括的な予防歯科に取り組んでいます。 特に近年、「お口ぽかん」や「うまく飲み込めない」「発音がはっきりしない」といった症状の背景には、口腔機能発達不全症という状態が隠れていることがわかってきました。これらは、単なる癖や一時的な問題と捉えられがちですが、放置することでかみ合わせや顔貌の発育、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。
当院では、こうした口腔機能の異常を早期に発見し、必要に応じて専門的な予防プログラムや機能訓練を行う体制を整えています。
「まだ小さいから大丈夫」ではなく、小さいうちだからこそ始められる予防とケアがあります。お子さまの未来の健康のために、ぜひお気軽にご相談ください。
歯ならびと睡眠の専門的治療

お子さまの歯並びの治療(歯列矯正)は、見た目の美しさだけでなく、噛む・話す・呼吸するといった口腔機能全体の健やかな発達を目指すものです。
当院では、歯列矯正を進めるにあたり、単に歯の位置を整えるだけでなく、舌や唇、頬の筋力バランス、口呼吸(お口ぽかん)やいびき、睡眠の質の問題なども丁寧に評価します。これらの症状は、口腔機能発達不全や睡眠時無呼吸などの一因であり、見過ごされることで歯並びの乱れを繰り返す原因にもなり得ます。
矯正治療と並行して、呼吸や睡眠の質、姿勢、筋機能の改善など包括的な治療を行うことで、単なる見た目の改善にとどまらず、お子さまの心身の成長を長期的にサポートすることが可能になります。
治療費
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小児矯正のページをご参照ください小児矯正
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TRPのみの治療(お子さま、成人)¥110,000(税込み)
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調整量¥4,400(税込み)
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よくある質問
- 口呼吸やいびきに睡眠時無呼吸のマウスピース(口腔内装置)は効果がありますか?
- はい、マウスピース(口腔内装置)は、特に軽度~中等度の睡眠時無呼吸症に対して効果があります。装置は下アゴを前に出すことで、気道を広げ、呼吸をスムーズにします。これにより、いびきや無呼吸、低呼吸を軽減し、深い睡眠を促します。
- 睡眠時無呼吸のマウスピース(口腔内装置)は保険適用になりますか?また、どこで作成できますか?
- 口腔内装置(OA)は、医師による睡眠時無呼吸症候群の診断を受けた後、歯科医院で作成できます。保険適用で口腔内装置(OA)を作成する場合は、医師からの紹介状が必要です。
- 口腔内装置(OA)の使用で副作用はありませんか?
- 顎の疲れや違和感、かみ合わせの変化が起こることがあります。当院は、顎関節症の専門機関であるため、これらの症状の予防や、早期発見による対応を行っています。